Miraiブログ

音楽・映画・舞台など鑑賞と続くものは大体好きなしがない秘書業。

オールスター合唱バトル 2023年版も見どころ満載だった件。

芸能人やアスリートが合唱団をを結成して合唱パフォーマンスを競う【オールスター合唱バトル】を見ての感想をば書いておこうと思う。(好きだった合唱団の感想のみ)

 

 

www.fujitv.co.jp

 

 

数日前、2022年版の同番組を再放送していたのを見てすごく楽しかったのと、

最強ボーカリスト合唱団にはEBiDANから超特急バックボーカルの7号車タカシさん&11号車シューヤさんONE N' ONLYからTETTAさん&EIKUさん、BUDDiiSからもーりーさん参戦ということもあってより楽しみにしていた。EBiDANメンバーが参加していたのは最強ボーカリスト合唱団。

 

 

最強ボーカリスト合唱団は一本目の【ちゅ、多様性】も良かったが、二本目の【I Don't Want To Miss A Thing】が圧巻だった。

往々にしてバトルもののトップバッターは点数が伸びにくい。順番が一番以外だったら点数がもっと出たかもしれないけど、トップバッターとして歌を披露した経験や点数があったからこその二本目だったんだろうなぁ…。

ボーカリストとしての本領を発揮していて凄まじかった。

しかも洋楽曲で。

ベテランから新世代まで、良い化学反応がおきていて聴き応えがあった。ユニゾンする一声目から多重音でハモって次第にクレッシェンドしていくときの歌声の美しさたるや、めちゃくちゃ心が掴まれた。個性豊かなボーカリストが揃っていたのに、コーラスの一体感と絶対的な安定感はもちろん、ソロパートの安定感も全体を通して素晴らしかったがペルピンズのRIOSKEさんと龍玄としさんの流石の高音、としさんにハモリを入れるBOYS AND MENの平松賢人さんの歌声が特に耳に残った。何より音圧がすごかった。男声のみの合唱でしか作り出せない圧がすごかった。あのパフォーマンスはスタオベものだった。

 

EBiDAN The Liveの感想(超特急やばい素敵しか言ってないあれを感想と言っていいものか微妙だが)でも言及していた、素晴らしいボーカルラインの揃ったEBiDANのメンバーたちが、これまた素晴らしいボーカリスト達と一緒に歌を練習して合唱する機会をいただけた事への圧倒的感謝…。

mi-281278.hatenablog.com

 

 

 

そして、演歌合唱団。今年も盤石の最強っぷり。

 

唐突だが、私は絶対音感相対音感のどちらも持っていて、音がちょっとでもズレていると体調によっては音酔いしてしまう。

そんな音感をものともせず、演歌合唱団の歌声は二本とも永遠に耳が幸せだった。

 

演歌合唱団の堅固なスキルの上での遊び心が満載の合唱、圧倒的だった。ピッチの安定感・声量・情感たっぷりの歌声、至高にして歌いこなすのが難しいアレンジをものともせず歌いこなすあの威風堂々たる姿、最早眩しい。歌声の重厚感が他を寄せ付けないレベル。

一曲目の【アイドル】も二曲目の【世界に一つだけの花】もほころびが見当たらない。

アイドルのクラシック的な歌唱パート、歌唱法が完璧だった(私はクラシック育ち)し、セリフのように歌詞を紡ぐパートも音圧が凄い。歌詞が明確に耳に届く。

アイドルのときの舞乃空さんと某番組で女将と呼ばれている田中あいみさんソロパートマージーで良すぎた(*^^*)。

二曲目の【世界に一つだけの花】の歌い始めに感じるそこはかとない劇団四季味。質の高いミュージカルを見ている気分になっていたのだが、そこから演歌歌手の皆さんにしか加えられない和の要素を歌声や歌い方に織り交ぜてくる感じ、好き。

山川豊御大と大滝ひかるさん・駿河ヤマトさんがお三人でソロパートを担当するのもエモさがあったし、ソロでマイクの高さが合っていなくても歌声がガッツリマイクに乗っているさくらまやさんの声量よ。

エグいのよ、演歌合唱団の総合力。

 

 

あとはZ世代アイドル合唱団の一本目『リンダリンダ』もすごく好きだったなぁ。

Z世代アイドル合唱団はコーラスの安定感が抜群で、全員で歌っている時の歌声が一番美しかった。

ただ、二本目のソロパートの安定感にばらつきがあったのが勿体なかった。リンダリンダのソロパート、一箇所声が上擦ったのに楽曲の雰囲気を掴むパフォーマンスになっていたJuice=Juiceの段原瑠々さん流石だったし、AMEFURASSHIの愛来さん・私立恵比寿中学の桜井えまさん・CROWN POPの三田美吹さんお三方でのソロパートがめちゃくちゃ良かった…それぞれの個性は残しつつ美しい化学反応のおきた歌声。それに比して二本目のソロパートはピッチが外れてたりハモリがズレてたりと、コーラスが盤石に安定しているからこそズレが目立ってしまっていて、講評で宮本亜門氏がソロパートに言及されたの分かりみしかなかったなぁ。

 

 

もとより楽しみにしていたけど、事前に抱いていた期待をヒョイっと超えてきた最強ボーカリスト合唱団と、今回参戦されていた合唱団の中で特に好きだった演歌合唱団&Z世代アイドル合唱団のことばかりになってしまったけど笑。

 

 

やっぱり歌っていいものだ。

私の中の渚カヲルが「歌はいいね。歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。」って囁いてます。

 

 

おあとがよろしいようで。